MFA

MFAとは?

意味・定義

MFA(多要素認証)は、ユーザーがシステムやアプリケーションにアクセスする際に、2つ以上の異なる要素を用いて本人確認を行うセキュリティ手法です。通常、認証要素は「知識要素」(パスワードなど)、「所持要素」(スマートフォンの認証アプリやハードウェアトークンなど)、および「生体要素」(指紋や顔認証など)に分類されます。これにより、単一の認証情報が漏洩した場合でも、他の要素によって不正アクセスを防ぐことが可能になります。MFAは、特にオンラインサービスや重要なデータを扱う業務において、セキュリティを強化する手段として広く採用されています。

目的・背景

MFAが必要とされる背景には、サイバー攻撃の増加や情報漏洩事件の頻発があります。従来のパスワード認証だけでは、悪意のある第三者による不正アクセスを防ぐことが難しくなっています。例えば、フィッシング攻撃やパスワードの使い回しによって、簡単にアカウントが乗っ取られるリスクが高まっています。MFAはこれらの課題を解決し、ユーザーと企業の情報を守るために重要な役割を果たします。特に、金融機関や医療機関など、機密性の高い情報を扱う業種では、MFAの導入が推奨されています。

使い方・具体例

  • 銀行のオンラインバンキングでは、ログイン時にパスワードとともに、スマートフォンの認証アプリを用いた確認が求められる。
  • 企業の内部システムにアクセスする際、社員はIDカードとパスワードの両方を入力する必要がある。
  • クラウドサービスを利用する際、ログイン後にSMSで送信される確認コードを入力することが求められる。
  • オンラインショッピングサイトでの決済時、クレジットカード情報に加えて、ワンタイムパスワードを入力することが必要になる。
  • セキュリティが重要視されるビデオ会議ツールでは、会議参加時に招待リンクとパスワードの両方を要求されることが一般的である。

関連用語

試験対策や体系的な理解を目的とする場合、以下の用語もあわせて確認しておくと安心です。

まとめ

  • MFAは、複数の要素を用いてユーザーの本人確認を行う手法である。
  • サイバー攻撃の脅威に対抗するため、MFAは重要なセキュリティ対策とされている。
  • 銀行や企業のシステムなど、様々な場面で利用されており、情報保護の強化に寄与する。

現場メモ

MFAの導入に際しては、ユーザーの利便性とセキュリティのバランスを考慮することが重要です。過度に複雑な認証ステップはユーザーのストレスとなり、最終的には業務効率が低下する可能性があります。また、適切な教育やサポートを行わないと、ユーザーがMFAを正しく使用できず、逆にセキュリティリスクを高めることにもなりかねません。