マルチテナンシー

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title: "マルチテナンシー"
slug: "multi-tenancy"
category: "cloud"
updated_at: "2025-12-31"
description: "複数のユーザーが同じインフラを共有するモデル。"
tags:
  - "アーキテクチャ
  - サービス"
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## マルチテナンシーとは?

## 意味・定義
マルチテナンシーとは、複数のユーザー(テナント)が同じハードウェアやソフトウェアのインフラを共有しながらも、個々のデータや設定を分離して利用できる仕組みを指します。クラウドコンピューティングにおいて特に重要な概念であり、同一のプラットフォーム上で多くのユーザーが効率よくサービスを受けることが可能になります。このモデルは、コストの削減や運用の効率化を実現するために広く採用されています。

## 目的・背景
マルチテナンシーが必要とされる背景には、リソースの効率的な利用や運用コストの削減があります。企業が自社でインフラを構築・運用する場合、多くの資源が必要となり、コストがかさみます。しかし、マルチテナンシーを導入することで、同じハードウェアリソースを複数の顧客が利用でき、スケーラビリティ(拡張性)と柔軟性を持ったサービス提供が可能になります。これにより、企業は必要なリソースを適切に管理しつつ、サービスを迅速に提供できるようになります。

## 使い方・具体例
- クラウドサービスプロバイダーが、複数の企業に対して同一のサーバーリソースを提供し、それぞれのデータを安全に分離する場面で利用されます。
- SaaS(Software as a Service)アプリケーションでは、ユーザーごとにカスタマイズされたインターフェースを提供しながら、共通のコードベースを活用することが可能です。
- マルチテナント型のデータベースを利用すると、異なる顧客のデータを一つのデータベース内で管理しつつ、アクセス権限を設定することでセキュリティを確保できます。
- 企業が新たなサービスを展開する際、既存のインフラを活用して迅速にテナントを追加できるため、ビジネスの拡張が容易になります。

## 関連用語
試験対策や体系的な理解を目的とする場合、以下の用語もあわせて確認しておくと安心です。

- [クラウドコンピューティング](/cloud-computing/)
- [サービス指向アーキテクチャ](/service-oriented-architecture/)
- [仮想化](/virtualization/)
- [SaaS](/saas/)
- [データベース](/database/)

## まとめ
- マルチテナンシーは、複数のユーザーが同じインフラを共有する仕組みです。
- コスト削減やリソースの効率的な利用を目的として導入されます。
- クラウドサービスやSaaSアプリケーションで幅広く活用されています。

##  現場メモ
マルチテナンシーを導入する際には、セキュリティやデータ分離に対する配慮が不可欠です。特に、異なる顧客のデータが混在する環境では、適切なアクセス制御や暗号化が求められます。導入前に十分なテストを行い、リスクを最小限に抑えることが重要です。