分散システム

---
title: "ディストリビューテッドシステム"
slug: "distributed-system"
category: "infra"
updated_at: "2025-12-31"
description: "複数のコンピュータで処理を分散するシステム。"
tags:
  - "分散処理
  - システム
  - ネットワーク"
---

## ディストリビューテッドシステムとは?

## 意味・定義
ディストリビューテッドシステムとは、複数のコンピュータが連携して処理を行うシステムのことを指します。これにより、各コンピュータの処理能力を活用し、全体の効率を向上させることが可能になります。システム内の各コンピュータは、物理的に離れた場所に配置されていることが多く、ネットワークを介してデータのやり取りを行います。この構造は、特に大規模なデータ処理や高負荷なアプリケーションにおいて、その真価を発揮します。

## 目的・背景
ディストリビューテッドシステムは、単一のコンピュータでは処理しきれない大量のデータや高い負荷を分散させるために生まれました。企業の業務がデジタル化する中で、データ量は急増し、リアルタイムでの処理が求められるようになっています。分散処理を行うことで、システムの耐障害性が向上し、一部のコンピュータに障害が発生しても全体の稼働が維持されるメリットがあります。また、リソースを効率的に活用することで、コスト削減にもつながります。

## 使い方・具体例
- 複数のサーバを使ってオンラインストレージサービスを運営し、ユーザーのデータを分散して保存することで、アクセス速度を向上させる。
- 大規模な科学計算やシミュレーションを行う際に、計算タスクを複数のコンピュータに分けて並行処理することで、処理時間を短縮する。
- ウェブアプリケーションのバックエンドで、リクエストの負荷を複数のサーバに分散させることで、応答時間を改善する。
- IoTデバイスからのデータをリアルタイムで収集し、分散システム上で分析を行うことで、迅速な意思決定を支援する。

## 関連用語
試験対策や体系的な理解を目的とする場合、以下の用語もあわせて確認しておくと安心です。
- [クラウドコンピューティング](/cloud-computing/)
- [マイクロサービス](/microservices/)
- [ロードバランシング](/load-balancing/)
- [コンテナ](/container/)
- [フェイルオーバー](/failover/)

## まとめ
- 複数のコンピュータで処理を分散するシステムである。
- 高負荷や大量データの処理を効率化し、耐障害性を向上させる。
- ウェブサービスやデータ分析など、さまざまな業務シーンで活用される。

##  現場メモ
ディストリビューテッドシステムの導入には、ネットワークの設計や各ノードのリソース管理に注意が必要です。特に、データの整合性や通信の遅延が問題となることがあります。これらの課題をクリアしないと、システム全体のパフォーマンスが低下する可能性があるため、事前の計画とテストが重要です。